事例研究:地元密着で暮らしを支える「毎日通える店づくり」
超ローカルスーパーの笑顔を生む経営

取締役 佐藤康二

日本チェーンストア協会の発表によれば2012年の全国スーパー売上高は既存店ベースで前年比1.9%の減少、16年連続前年割れという厳しい経営環境です。まさしく「失われた二十年」といわれる日本の景気は、暮らしに欠かせない「スーパーマーケットの経営」とも相関関係が高いことが伺われます。
このデータが示すようにスーパー業界はいまも価格下落競争や、コンビニ・ファストフード店などの外食産業、インターネット販売などとの競争で売上低迷が続いている状況です。
全国津々浦々に出現した大手チェーンの巨大スーパーにお客様が流れ、私たちの暮らしを身近に支えてきた地元の商店街は衰退し、町の小さなスーパーが淘汰されていきました。
ところが、この大きな流れに抗い、地元密着でしっかりと顧客基盤を固める食品スーパーがあります。商圏500mの地元の方々を固定客にすることで、堅実な経営を続ける「一期家一笑(いちごやいちえ)」(店長:杉浦国男氏)です。
愛知県豊橋市にある床面積260uのこの小さなお店のキャッチフレーズは「超ローカルスーパー」。すでにテレビや新聞でも大きく取り上げられ、全国区の有名店にもなったこのお店のローカル力を活かした取り組みをご紹介します。

PDFファイル収録内容 [A4:9ページ]

< 目次 >

  • スーパー業界の売上は16年連続前年割れ!
  • "こだわり"にこだわらず、毎日の暮らしを支える
  • 顧客接点最重視
  • 大手スーパーやコンビニがマネできないこと
  • 情熱経営に学ぶ3つの「燃えるヒント」
  • 今後の課題

事例研究:地元密着で暮らしを支える「毎日通える店づくり」
超ローカルスーパーの笑顔を生む経営

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