営業研修 導入事例
■導入の経緯
今回の事例は、中央魚類株式会社様が取り組まれている営業研修のご紹介です。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、同社は、最近ニュースなどで何かと話題になっている築地市場の中に位置する鮮魚卸売業の会社です。築地市場の卸売大手5社の中の1社で、全国各地から水産品を集め、市場で委託販売による商売を中心にビジネスを展開しております。
弊社では、40年以上に渡り、同社の「管理職研修」や「新入社員研修」などの教育研修をお手伝いさせていただいております。
今回の営業研修は、“同社を取巻く環境が大きく変化してきており、それに合わせて商売の仕方も変えていかなければならない”、という危機感から立案されました。これまでの商売は、市場に集まる水産品を市場の中で売買するというモデルでした。しかし今後は、市場内重視を堅持しながらも市場の外に目を向けて新しいお客様を開拓しなければならない時代になっております。そこで同社では、新しい顧客を開拓するための「提案型営業」による営業力の強化が必須となったのです。
研修では、同社の営業担当者(多くは市場内でセリや対面による販売をしている人)約100名を対象に、各回15名の全7回に分けて開催されました。具体的な研修の内容としては、「営業の基本」を再確認するとともに、わが社を取り巻く外部環境(機会・脅威)や内部資源(強み・弱み)を把握し、そこから見えてくるわが社の"ウリ"や"付加価値"を考えることです。また、実践で活用できる営業ノウハウを習得するために、「営業担当者役」、「お客様役」、「評価役」に分かれてのロールプレイングも取り入れました。
会社概要
・会社名 | 中央魚類株式会社 |
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・会社設立 | 昭和22年7月1日 |
・所在地 | 東京都中央区築地 |
・従業員数 | 257名(平成20年3月期) |
・事業目的 | 水産物卸売 |
研修概要
- テーマ
「提案型営業力」の強化 - 対象者
営業担当者:約100名(15名/1講座×7回) - スケジュール
2日間の集合研修(1日目:15:00〜19:00/2日目:9:00〜12:00) - ねらい
営業担当者を対象に「営業の基本」や「心構え」などを学ぶとともに、“実際のビジネスシーン”を想定したロールプレイングにより、現場で活用できる営業スキルやノウハウを習得する - 期待される効果
1.独自の営業スタイルの見直しや営業の基本が再確認できる
2.営業活動の原点を学ぶことで「意識」や「行動」が変わる
3.小売業などの“新しいマーケット”への営業展開が図れる
研修スケジュール
1日目(15:00〜19:00) | 2日目(9:00〜12:00) |
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【参加者の声】
- 日頃見る機会のない同僚の営業方法を見ることができて、非常に勉強になった。
- 普段話す機会が少ない他部署の人との情報交換が参考になった。
- 営業は事前準備が大事であることを再確認できた。(特に訪問する相手企業の情報収集など。)
- 今回学んだことを今後の営業に活かしたいと思います。
- ロールプレイングにより、自分の弱点を見つけることができた。
- 大手小売業への提案営業では、商品の魅力を伝えることが大事であり、今まで以上に商品を深く知らないと営業できないことを痛感した。
- 荷主さん(漁港や浜)からの情報収集と、バイヤーさん(小売業)への情報提供が中央魚類の価値であり、この活動が日々の営業活動であることに気がついた。
(受講生アンケートより一部抜粋)
【営業研修/ロールプレイング実習風景】
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