経営シミュレーション(ビジネスゲーム)研修

経営シミュレーション(ビジネスゲーム)研修とは、体験型の研修です。 企業の経営疑似体験を通じて、動態的に戦略や財務が学べます。
また、チーム対抗によるゼロサムゲームの競争を通じて、「PDCAサイクルの実践」、「企業経営上の問題解決力強化」、 「チーム活動の重要性の体感」など、受講生が自ら気づきを得る研修です。

経営シミュレーション研修(1)【@be-pro】

弊社が提供する経営シミュレーション研修(商品名:@be-pro)とは、仮想会社における企業活動の意思決定プロセスを机上で疑似体験することで、マネジメントの基本(戦略、マーケティング、生産、財務、人事など)を総合的に学ぶことができる研修プログラムです。この研修を通じて、「PDCAサイクルの実践」、「企業経営上の問題解決」、「チーム活動の重要性」など、経営のエッセンスを修得することができます。

研修概要

受講生は、製造業の仮想会社(売上高26億7千万円、経常利益8千万円、従業員200名)を引き継ぎ、新経営陣としてエクセレントカンパニーを目指すことになります。
受講生は、4〜5人から成るチームを作り、各チーム(競合関係)は同一市場で熾烈なゼロサムゲームを展開し業績を競い合います。まず、社長を決め、社長を中心に各経営幹部の役割を決めます。その後、経営理念や経営ビジョンの策定、中期経営計画の作成、利益目標などを決めます。研修プログラムは現実の会社経営を可能な限り再現するように工夫してあります。

自社の戦略について、真剣な表情でグループ討議中。
経営シミュレーション研修グループワーク風景

受講生は、研修がスタートすると自分の役割(社長に選出された方は社長を)を演じることになります。
各チームの中では、このような会話が普通に交わされるようになります。

  • 販売部長:「このターゲットでは、ウチはシェアトップだ」
  • 社  長:「売上も伸びて利益は出ているのに、キャッシュが無いじゃないか」
  • 財務部長:「在庫を圧縮してキャッシュを生まないと資金繰りが・・・」
  • 社  長:「株主総会での質疑応答は、販売部長に任せるから」
  • 生産部長:「歩留りが悪いな。品質管理をあげよう」
  • 人事部長:「社長、今期の採用人数はどうしますか?」

パソコンで意思決定

『製品の販売価格は?/広告は?/生産体制は?/製品開発を行うかどうか?
借入は?/人の採用は?/教育は?』
経営シミュレーションにおける意思決定は、パソコンの画面上で行われます。各チームの意思決定の差が業績の差になります。他チームより優れた意思決定を行うことで、好結果を得ることができます。

(例)販売計画意思決定画面
販売計画意思決定画面
需要予測を参考に、販売目標数量・価格、広告費用などを決めます。

体験学習プロセス

経営シミュレーション研修は体験型研修で、講師からの一方的な講義形式ではありません。受講生自身が、「まずやってみる」⇒「ふりかえる」⇒「考える」⇒「気づく(わかる)」という体験学習プロセスを繰り返すことで、成功体験・失敗体験の中から多くのことを学ぶことができます。
もちろん、経営全般に関する知識を身につけていただくために、戦略やマーケティングの講義、財務諸表(貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書)の見方や経営分析の解説など、適宜、講師から情報提供を行います。

@be-proを財務研修で活用した場合の研修効果

  1. 座学の財務研修と違い、仮想会社の経営を疑似体験することにより、財務諸表(貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書等)の内容とそのつながりを学ぶことができます。
  2. 同一の会計期間で瞬時に何度でも意思決定ができ、それぞれの意思決定が財務諸表に与える影響を確認することができます。
  3. パソコンを活用して意思決定を繰り返すことで仮想会社の業績結果が予測でき経営者としての計数感覚を身につけることができます。
  4. 経営意思決定を数期間繰り返すことで、各財務諸表の関係を体験的に無理なく自然に理解できます。さらに、財務諸表の問題点を指摘する能力も身につけることができます。

標準タイムスケジュール

経営シミュレーション研修スケジュール

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経営シミュレーション研修(2)【IBG:Industrial Business Game】

手書き計算によるシミュレーションプログラム。
一般製造業をモデルとした企業経営を通じて、会社の仕組みやステークホルダーとの関係性を把握します。また、手書きによる財務諸表の作成により、財務の構造や原価管理の基本(コスト意識)を修得します。

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経営シミュレーション研修の活用事例

---階層別研修への導入---
  • 【上級管理職・トップマネジメント層】
  • 〜経営戦略、財務分析の理解と実践(知識を経営に活かす)〜
    • ・経営戦略の立案プロセスを理解する
    • ・計画と実行の検証を通じた企業経営を実践する
    • ・戦略的な意思決定プロセスを体感する
  • 【中堅社員・管理職層】
  • 〜企業経営に対する意識づけ(部分最適思考から全体最適思考)〜
    • ・財務諸表の基本を理解する
    • ・企業活動の全体像と部門間の関連性を把握する
    • ・課題抽出と問題解決プロセスを理解する
  • 【新入社員・若手社員層】
  • 〜社会人としての役割認識(意識改革)〜
    • ・会社経営の仕組みとおカネの流れを把握する
    • ・チームビルディングとコミュニケーションを醸成する
    • ・仕事の進め方(PDCAサイクル)を修得する
---目的別研修への導入---
  • 【財務力の強化】
    • ・財務の構造を理解する(P/L、B/S、CF計算書)
    • ・財務の苦手意識を克服する
    • ・財務諸表のポイントを学ぶ
    • ・経営分析を企業経営に活用する
  • 【戦略力の強化】
    • ・戦略論の基本フレームを理解する
    • ・中期経営計画、年度経営計画の立案プロセスを修得する
    • ・経営計画の重要性を知る
  • 【経営力の強化】
    • ・経営者マインドを醸成する
    • ・部分最適から全体最適な視点での多角的な考え方を修得する
    • ・企業経営における意思決定プロセスを体感する
    • ・課題抽出、問題解決力を養う

経営シミュレーション研修の導入事例

静清信用金庫様
職員がより深く取引先(具体的には企業の経営者)を理解し、近い位置にいることが重要だと考えておられました。しかし現実においては難しい問題でもありました。 そんな中で経営シミュレーション研修から、体感的に経営者の立場に立つことで、今後の業務につながる気づきが得られるのではと実施することになりました・・・

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